イチジク生産者・鈴木梨園様は「宝の山」を所有

「とても甘くて美味しい!」と好評をいただいている当店のイチジク。その生産者・鈴木梨園様を取材してきました。

当店ではイチジクを仕入れさせていただいていますが、鈴木梨園様はその名の通り、梨園が本業です。

気さくで笑顔が素敵な奥様が取材に応じて下さいました。

イチジクの生産を始めたきっかけ

鈴木さんがイチジクを始めて約20年。本業の梨の生産は29年と、かなり長い歴史があります。

まず、イチジクを始めたきっかけは何ですか?と奥様に質問すると、

「私が自分で食べたかったから。」

自分で食べたいから育ててみよう!という事で、近所でイチジクを作っている家から苗木をもらってきて育てたそうです。

イチジクは100種類以上あると言われるほど非常に沢山の種類があります。鈴木さんが近所からもらったのは、たまたまバナーネという甘みが強い品種だったようで、ザラザラとして固い品種が多い中、最初から全然違うものができたとの事。

意外と言ったら失礼ですが、イチジクの木は2本のみ。

ところが、この2本の木が沢山の実を付けるのです。

8月末頃から約2ヶ月間、毎日採れる。この2本だけで毎朝、それなりに大きい発泡スチロール容器が3箱一杯になるほど採れるようです。

実を採っても次の日にはすぐに実がなっているというから驚きです。私はイチジクとはそういうものだとは知りませんでした。

実が沢山なるようになって販売すると、お客様からは「おいしい、もっと欲しい」とすぐに評判に。

梨をメインで販売している梨園なのに、来店すると真っ先にイチジクの木を見にいくお客様もいるそうです。

美味しさの秘密

では、なぜこんなに評判になるほど美味しいものが採れるのか?

その秘密を知りたくて鈴木さんに質問すると・・・

「特に本などで勉強したわけではないから説明は難しいね~。」

と言いつつ、一呼吸おいてからしっかりと説明して下さいました(笑)。

鈴木さんは若い頃からずっと農家。この仕事が本当に楽しくて天職だという。鈴木さん曰く、「育ててない作物は無いといえるほど色々な作物を育てた。」

特に勉強はしていなくても、現場でどうやったら美味しくなるかを常に考えていた。様々な作物を育てる時に常に改良を重ねながら自分で覚えてきたことがあると言う。

これらを踏まえて、長い経験から美味しいイチジクが出来た理由をまとめていただくと以下の3つに集約できる。

①土地の場所が良い。高台にあって風通し良く、日当たりが良い。朝日が入り夕日も入るので十分な日照時間がある。

②土が良い。作物を育てるのに非常に良い土。下層部は赤土、上層部が黒土。石は滅多にみないくらいほとんどない。

③剪定作業。太陽の陽が全体にいきわたるように混みあった枝葉を剪定している。

実はもっと興味深い話があります。

鈴木さんは、「美味しさの最後の決め手は愛情じゃないかな。と思うよ。」

「手間暇を惜しまないで、愛情を掛ければ作物は必ず応えてくれるんだ、それは間違いない。」と。

鈴木さんは土を耕している時や剪定している時、お客さんの顔が浮かぶと言う。

「〇〇さんはこれができるのを楽しみにしているだろう」「〇〇さんにこれを食べてもらいたい」というように。

話はそれますが、この話を聞いている時に先日取材したワタナベファームの渡辺さんのお話を思い出しました。

ワタナベファームさんは当店に卵を供給していただいている生産者様です。こんな事をおっしゃっていたのです。

「人間の都合で飼育するのではなく、どれだけ鶏の求めている事に応えて大切にできるか?それが卵の美味しさの秘密」と。

これは愛情を注いでいることに他ならない言葉だと私は思います。

>>>ワタナベファームさんへの取材記事はこちら<<<

宝の山

この鈴木梨園さんではもちろん梨がメインですが、広大な敷地内では他に米、柿、桃、梅、カボチャ他何種類かの野菜を作っています。

それも驚きなのですが、もっと驚いたのはどれも非常に美味しいと評判なのだ。

鈴木さんは、「このあたりの土地で作るものは何でもおいしくできる。だから私はここを宝の山と呼んでいる」と。

これを裏付ける話があります。

たまたま来店されていた常連だというお客様にも取材ができました。そのお客様がこんな事を話して下さいました。

私が「鈴木梨園さんのイチ押しは何ですか?」と聞くと、

「米と梨ね!どちらもイチ押し。米はどこのものより白くて甘みがある。もう他のお米は食べられない。梨は豊富な水分と甘さがある。私の友達たちも娘の家族もそう言っているから間違いない。小さい子供は正直だから。それからカボチャも美味しいのよ。お宅のお店でカボチャは使ってないの?えっ!ここのじゃないの?ここのカボチャ使ったらもっと評判良くなるわよ~」

と堰を切ったかのようにどんどん言葉が出て来たので少し圧倒されました(笑)。

それから、「ご主人と奥さんの人柄でしょうね。人柄が良いから美味しいものが作れるんだと思うわよ。」

鈴木梨園さんの作物が大好きで、ご主人や奥さんの人柄も大好き。こういった”熱烈なファン”が鈴木梨園さんには沢山存在している。

まとめ~取材を通して教えていただいたこと

まず、鈴木梨園さんが本当に愛情を込めて果物を生産されていることに感動しました。こちらの果物を使わせていただいていることに心から感謝です。

取材では、梨園やイチジクを始めたきっかけからどんな事を考えて日々生産されているのか。

今までの半生を振り返っていただきました。

「お父さん(ご主人)と一緒に苦労を乗り越えてきた共通の話題があるから今も一緒にいられる。大変なこともあったけど、今が本当に楽しい」と。

最後に、「食べ物を扱う人はとにかく美味しいものを作ること!」と締めていただきました。

仕事を通じて日々学びながら、お客様に美味しいものを提供する。それを買って喜んでくれたお客さんが口コミでお客さんを連れて来てくれる。

とても良い循環が出来ているんだなあと感じました。そして、ビジネスとはこういうもの!という事を教えていただきました。

こんな生産者様が近くにいることは私たちにとっては大きな財産です。

今後も雪ノ下那須大田原にご来店いただくお客様に美味しいものをご提供していこう!と前向きな気持ちになれる素敵な取材でした。

鈴木梨園さんのイチジクを使ったパンケーキ

 




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